全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦 決勝上位ドライバーコメント - superformula lights

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全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第16戦 決勝上位ドライバーコメント

2020/12/20

小高一斗

■第16戦 優勝
(カローラ中京 Kuo TOM'S 320/Car No.37/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「ここまで2年間全日本F3選手権、スーパーフォーミュラ・ライツを戦わせてもらい、一時はレースが好きではなくなってしまうくらい本当に苦しかったのですが、皆さんとチームの支えがあって頑張ってこられて、やっと優勝ができて本当に嬉しいです。
 今回のレースは、TGRコーナーで前にいたふたりが遅れたことや、序盤ダンロップコーナーでオイルが出ていたことなど、急にいろいろな運も回ってきた感じがしました。レースペースは今週を通して課題にしていましたが、ここで勝てなかったら終わりだと思って、死ぬ気で走りました。最後までトップを守って帰ってこられて、本当に良かったです。
 スタートに関しては、シーズン中盤くらいから自分の武器だと言えるくらい得意だったので、それもしっかり決められました。TGRコーナーでまさか宮田選手、阪口選手がああいう形になって、自分が前に出られるとは思いませんでしたが、勝てるクルマを作ってくれたチームの皆さんには本当に感謝しています。これが今シーズン最後のレースだったらいいなと思いますが、あと1レース、最後までしっかり頑張ります」

阪口晴南

■第16戦 2位
(Buzz Racing with B-MAX/Car No.50/B-MAX RACING TEAM/SPIESS A41)
「素直に、負けました。ポールポジションからのスタートで当然優勝を狙っていたので悔しく思います。路面温度が低かったり、寒くて手足の感覚がいつもと少し違ったりで、悪くはないけれど攻めたスタートが切れませんでした。今のこの上位陣の争いの中ではその攻めたスタートができないと勝てないと改めて思いましたし、反省しています。
 TGRコーナーの攻防では、2番手を守ることができたのが不幸中の幸いでした。さらにダンロップコーナーでオイルが乗っているラインを踏んでロスしてしまったことが大きいですが、そのあとのペースも小高選手は良かったですし、素直に負けを認めたいと思います。今日の2レースで2勝を狙ってタイヤ選択もしましたが、このレースでそれを達成できなかったことは悔しいです。午後の第17戦はシーズン最後のレースなので、勝ってチームのみんなで笑いたいですね」

宮田莉朋

■第16戦 3位
(カローラ中京 Kuo TOM'S 320/Car No.36/カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「タイヤのウォームアップも頑張りましたが、あまりうまくいかなかったです。昨日のレースからストレートスピードも遅かったので、その対策も兼ねてエンジニアと相談してクルマも仕上げましたが、それが裏目に出てしまったところもありました。クルマに自分を合わせ切れなかったことも敗因だと思っています。スタートはうまく決まりましたし、ブレーキング勝負では前に出ていたんですが……。
 スタートですべてやられたわけではないですし、攻め切って負けたレースなので、3位ではありますが自分のためにもなったレースでした。今日の第17戦はお昼ごろの時間帯で、気温や路面温度も変わるでしょうし、僕自身のペースはふたりに比べると良さそうなので、単独で走れればもう少し良い位置に行けるのではないかな、と思います。最後は良いレースをして、ベストな結果で終えたいです」

今田信宏

■第16戦 9位(マスタークラス優勝)
(JMS RACING with B-MAX/Car No.51/B-MAX RACING TEAM/Spiess A41)
「目指していたポール・トゥ・ウインが達成できて嬉しいです。初優勝ですしね。ただDRAGON選手と戦って勝ったわけではないので、そこはちょっと喜びきれないところでしょうか。ちょうどコースにオイルが乗っていたようで、僕もスピンしそうになりましたが、なんとかこらえたので、こうやって結果を出すことができました。
 タイヤが温まってしまえば全然どうということもないのですが、温まるまでは厳しかったですね。フォーメーションラップでもフラットスポットを作ってしまったりしましたが、レース後半タイヤが温まってからは自分の走りができました。序盤もフラットスポットを作っていなければ、もう少し行けたかなと思うので、そこは残念です。午後のレースは2番手スタートになるので、今度はDRAGON選手ときっちりバトルして勝ちたいです」